病気の種類と自律神経について
自律神経の働きには、交感神経と副交感神経があります。
これらの働きは、人が大昔に洞窟で生活していた時代とあまり変わっていないと考えられています。
交感神経は獲物や外敵に出会ったときなどの戦闘態勢モードです。
なので血圧・脈拍・血糖値が上昇し、全身の筋肉が緊張し、汗をかきます。
体温も上昇します。
この時は、内臓の蠕動運動はお休みモードになります。
副交感神経は獲物を得て仲間とリラックスしながら食事をしているようなモードです。
食事をしているので内臓の運動が活発になります。唾液も大量に分泌されます。
さまざまな病気や体調不良の原因に交感神経・副交感神経の働きの不調が考えられます。
交感神経の働きすぎ、副交感神経の働きすぎ、どちらが原因で始まったのか?
この原因を考えることは大切なポイントになるかもしれません。
参考図書:阿保徹のやさしい解体新書、実業之日本社