頭痛で辛いです。脳に問題がないか?心配になります。
Q1、頭痛が辛いです。脳に問題がないか?心配です。
A1、脳に問題があるかどうか?を知るには医療機関を受診しないと確定はできません。
・突然、バットで殴られたような痛み。
・顔の半分が垂れさがる。
・ものが二重にみえる。
・言葉が出てこない。
・片方の手足が動かない。
・日増しに強くなる。などの症状があれば
脳卒中の疑いがあるので、急いで医療機関を受診しましょう。
それ以外であれば、
首肩の筋肉の緊張による緊張性頭痛
自律神経の乱れによる片頭痛によるものが多いです。
Q2、緊張性頭痛と片頭痛はどう違うのですか?
A2、原因としては、
・緊張性頭痛は首肩の筋肉の緊張により血流が悪くなり脳が酸素不足になる。
・片頭痛は仮説ですが、頭蓋骨の中の血管が何らかの原因で拡張して炎症が起こっている。
と考えられています。
症状も異なります。
・緊張性頭痛は後頭部から頭頂部への締め付けられるような重い鈍痛、圧迫感などがあります。
・片頭痛は側頭部のズキンズキンという拍動性の痛み、吐気などです。
Q3、何か自分でできる事はありますか?
A3、緊張性頭痛の場合は、首肩の筋肉の血流を促すことが対策になります。
デスクワークの際は、適時首肩周りのストレッチを行い血流を快復させる。
首肩を温める。
冷えないようにストール、ネックウォーマーを使う。
片頭痛の場合は予防が大事です。
脳の血流を司っている三叉神経は、顔の感覚・歯、口の中の感覚を脳に伝えています。
とても冷たい風を顔に当てたり、アイスクリームのような冷たい食べ物や飲み物で、
三叉神経を強く刺激する事は避けた方が良いでしょう。
もし痛みが強い場合は耳の前を触ってみて、
拍動しているところを冷やしてみると痛みが和らぎます。
参考図書:痛みのサイエンス、半場道子、新潮選書