お知らせ・コラム Information

「鍼は痛くないですか?」「お灸は熱くないですか?」

Q1「鍼は痛くないですか?」

 

 特に、鍼灸が初めての方からの声が多いです。

 

 弊院では頭皮にある全身に対応したツボに鍼を刺す

 

 YNSA®(山元式新頭鍼療法)を行っております。

 

 「チクッ」と鍼を頭皮に刺す瞬間に感じる事があります。

 

 個人的には、腕に刺す注射よりは痛くないと思います。

 

 実際、初診の方に刺した後の感想を尋ねると

 

 「確かに、注射よりは痛くない。」

 

 「この程度なら、大丈夫。」

 

 とおっしゃる方が多いです。

 

 時々、場所によっては刺した後にも痛いケースもあるので、

 

 その場合は、

 

 ・鍼を刺す深さを浅くする。

 

 ・場所を変える。

 

 ・鍼の太さを細くする

 

 のような対応をします。

 

 1本刺すごとに

 

 「痛くないですか?」

 

 と確認しながら施術をすすめますので、ご安心下さい。

 

Q2「お灸は熱くないですか?」

 

 ・お灸は台座灸と言って、もぐさが直接肌につかないものを使用しています。

 

 熱くなったら取り外すようにしています。

 

 脳出血の後遺症などの患者様では、

 

 麻痺側の感覚が鈍くなっていることが多いので、

 

 火傷防止のために、左右両方の同じ場所にお灸をして、

 

 健側(麻痺の無い側)で熱さを感じたら左右両方取り外すようにしていますので、

 

 ご安心下さい。

 

 

 

 

 

 

 

痙縮(けいしゅく)を改善するにはどうしたら良いですか?※脳卒中後遺症の症状のひとつです。

脳卒中後遺症の症状の一つに「痙縮(けいしゅく)」があります。

 

 

Q1、痙縮を改善するために自分で出来る事はありますか?

 

  改善の基本的な方法の一つは、麻痺側の血流を促してあげることです。

 

  逆にいうと、血流が悪くならないようにすることです。

 

  冷房の風を「直接麻痺側の手足の皮膚に当てないないようにする。」

 

  ことは重要です。

 

 

Q2、手足の血流が悪くなるとどうして、痙縮に良くないのですか?

 

  手足の血流が悪くなると、手足で感じている様々な感覚の受容器(センサー)の働きが

 

  低下し、脳に手足からの情報が届きづらくなっている可能性があります。

 

  手足からの情報が脳にうまく届かないと、運動するための脳からの神経の働きも

 

  低下して筋肉の動きも悪くなると考えられています。

 

 

Q3、痙縮はなぜ起こるのですか?

 

  筋肉を傷めないようにするための「伸張反射」という仕組みがあります。

 

  脳卒中になると、脳の中のダメージを受けた場所の関係で、

 

  この伸張反射が興奮するケースが多いと考えられています。

 

  伸張反射が必要以上に興奮することによって筋肉が縮みやすくなり、

 

  痙縮が起こると考えられています。

 

 

Q4、痙縮を軽減させるにはどの様な方法がありますか?

 

 弊院で行っている取り組みは

 

 ・YNSA®(山元式新頭鍼療法)という頭皮にある全身に対応したツボに鍼をする。

 

 ・頭皮に鍼をしたまま、手足に鍼をする。通電療法を行う。お灸を行う。

 

 ・動かしたい筋肉に振動刺激をいれながら、反復して運動を行う運動療法を行う。

 

などです。 

 

脳卒中後遺症の方の日常生活動作の改善には痙縮の軽減は大きなテーマになります。

https://lin.ee/tu5Fl1a

 

参考図書:病気がみえる、脳・神経、医療情報科学研究所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩く事は身体にも脳にも良い!!

御高齢でも元気な方をテレビやSNSで見ると

 

「ああなりたい。」「いつまでも元気でいたい!」

 

と誰でも思います。

 

 

 

元気なご高齢の方で、共通して言える事の一つに、

 

良く身体を動かしていることだと思います。

 

身体を動かす事が良いと言われる理由は少なくとも3つあります。

 

 

 

①筋肉から「マイオカイン」というホルモン分泌されることが分かっています。

 

②痛みを抑える機能が高まる事。

 

③記憶力の向上など、頭の働きが良くなる。

 

これらの働きをアップさせれば、健康寿命を延ばすことが期待できます。

 

 

 

①の「マイオカイン」は抗炎症作用があると言われているので病気の原因と言われる動脈硬化

 

のリスクを軽減させるので、心筋梗塞・脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血や

 

内臓疾患のリスクを軽減させる事が期待できます。

 

 

②の痛みの軽減については「下降制抑制系」といって脳が痛みを抑える働きを高めること。

 

「痛み閾値の上昇」がおこり脳が痛みに過敏になることを防ぐ事。

 

事が分かってきています。

 

 

③については脳神経細胞の栄養であるBDNF(脳由来神経栄養因子)というタンパク質が作られることが分かっています。

 

BDNFは脳神経細胞・神経線維の栄養になると言われています。

 

このBDNFによって脳細胞の繋がりが良くなり

 

「記憶力の向上」など頭の働きが良くなる。

 

事が期待できます。

 

 

このように、散歩などの軽い運動はまさに

 

「百薬の長」ともいえます。

 

参考文献 慢性痛のサイエンス 著:半場道子 医学書院

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