お知らせ・コラム Information

脳卒中(脳梗塞・脳出血)後遺症です。YNSA®の鍼で良くなりますか?

脳梗塞・脳出血後遺症の方から

 

「鍼で良くなりますか?」

「なかなか手足が上手く動きません。鍼で動くようになりますか?」

「肩・背中が痛いです。なんとかなりますか?」

 

という質問をいただきます。

 

結論から言いますと、発症から早いほど変化を感じる方が多いようです。

 

数年経過していても変化を感じる方はいらっしゃいます。

 

数回やってみて変化を感じるようであれば、施術を続ける意味はあると思います。

 

障害を受けた脳細胞が元通りになることは難しいと言われていますが、

 

脳の可塑性といって、障害を受けた脳細胞の周りが機能を補いあって機能を回復していくことは認められています。

 

YNSA®(山元式新頭鍼療法)の施術の目的は

 

①痙縮・筋緊張の軽減

 

②痛みの軽減

 

③運動機能の亢進

 

④転倒予防、ADL(日常生活動作)・QOL(生活の質)の向上

 

⑤不眠・便秘などの自律神経症状の改善

 

⑥言語機能の改善

 

⑦気持ちの落ち込みの改善

 

を目的にしています。

 

頭皮鍼(YNSA®)により、

 

・脳浮腫を現象させる。

 

・脳内の炎症を減少させる。

 

・脳機能の繋がりを強化する。

 

ことが期待されています。

 

脳の可塑性を引き出すためには自身の意思によるリハビリが大切ですし、

 

手足を動かすためには、手足の感覚も大切です。

 

「諦めない。」事が大切です。

 

私達は少しでもお困りの方達の力になりたい!と考えております。

 

 

「脳卒中かもしれない!」こんな時は、すぐ病院へ!

脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血のことをまとめて脳卒中と言います。

 

脳卒中は後遺症の程度によって、介護が必要になってしまう大変な病気です。

 

発見の速さ・手術などの対応までの時間が、救命率・後遺症の程度に大きく影響します。

 

脳卒中の病院前診断ツールの一つとして、

 

CPSS(シンシナティ病院前脳卒中スケール)があります。

 

項目としては、

 

顔のゆがみ

歯を見せるように笑ってもらった時、左右対称でなければ異常

 

上肢挙上

眼を閉じて10秒間両手を挙上させて、片側が下がってくるか、又は挙上できなければ異常

 

構音障害

患者に話をさせて、呂律が回らない、意味不明な発言、又は言葉が出なければ異常

 

これらの内、一つでも異常があれば脳卒中の可能性があるので、

 

医療機関を早期に受診したほうが良いです。

 

 

又、脳卒中に繋がる危険因子としての基礎疾患・生活習慣があります。

 

基礎疾患にとしては高血圧・糖尿病・脂質異常症、

 

生活習慣としては喫煙・大量飲酒・肥満・運動不足があります。

 

逆にいうと、これらの危険因子がある方で、

 

CPSSの項目に該当する項目の

 

・顔のゆがみ(顔の片側が下がる)

 

・上肢挙上困難(手が挙がらない)

 

・構音障害(言葉がでない、呂律が回らない、意味不明な言葉がでる)

 

一つでも症状がでたら、医療機関を早めに受診した方が良いでしょう。

 

 

参考図書:病気がみえる第二版、脳・神経、編集:医療情報科学研究所

 

 

 

 

 

 

手足の関節が硬くなって動きません。(痙縮)※脳卒中後遺症の症状のひとつです。

脳卒中後遺症の症状の一つに「痙縮(けいしゅく)」があります。

 

 

麻痺側の手足の筋肉が異常に緊張し、関節が硬くなって動かなくなってしまう症状です。

 

 

・手を握ったまま開けない。肘が曲がって伸びない

 

 

・膝が伸びたままで曲がらない。

 

 

・足裏が内側を向いた形で固まってしまう。

 

 

など日常生活の動作に大変支障がでてしまう症状の一つです。

 

 

身体を動かす指令は、大脳の運動野というところから手足・身体全体に伝わります

 

 

この他大脳基底核と言われるところが、力の出し方に制限をかけたり調整をしています。

 

 

脳梗塞・脳出血が起こってしまうとこれらの調整が上手くいかなくなるので

 

 

痙縮が起こると考えられています。

 

 

痙縮した指・肘などを無理に伸ばそうとすると、筋肉は逆に縮もうとします。

 

 

なぜなら筋肉を傷めないようにするためです。

 

 

痙縮によって筋肉が固まり手足の血流が悪くなると、

 

 

手足からの感覚の情報が脳にうまく届かなくなることもあります。

 

 

手足からの感覚が鈍くなると、動かす事も難しくなる悪循環に陥ってしまう傾向があります。

 

 

リハビリを進めるには、痙縮の軽減は大きなテーマになります。

 

 

参考図書:病気がみえる、脳・神経、医療情報科学研究所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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