お知らせ・コラム Information

痛みと心の状態は深い関係があります。

腰痛・首・肩・膝などの痛みが長く続くとつらいものです。

 

痛みは身体からの神経を伝わって最終的に脳で感じています。

 

痛み止めを飲んだり、マッサージで軽減することもよくありますが、

 

痛みが長期間続くだんだん効かなくなってくるケースは多々あります。

 

 

 

それは脳内での痛みを感じる神経の仕組みが変化したことが考えられます。

 

 

痛みを感じる脳内の神経の仕組みには

 

 

「扁桃体」と「前頭前野」が関連しています。

 

 

「扁桃体」は脳の深いところにあり、進化論的には古いもので人以外の哺乳類はもちろん、

 

爬虫類などにも存在するものです。

 

扁桃体は不安・恐怖・怒りの感情と深く関連していて、

 

このような感情が続くと扁桃体は興奮しやすくなります。

 

一方の前頭前野は、人間では特に発達進化しています。

 

前頭前野は意思決定や創造力、判断力、計画性など高度な働きをしています。

 

そして痛みのコントロールとも関係していて、扁桃体が興奮しすぎないようにセーブする働きがあります。

 

なので痛みがあると前頭前野の働きで、ある程度の期間は扁桃体の興奮を抑えています。

 

しかし、長期間続くと前頭前野の働きが低下してしまい扁桃体が強く興奮してします。

 

このため痛みに脳が過敏に反応してしまうといわれています。

 

こうなると前頭前野に働きは低下しているので、

 

怒りっぽくなる・気分が落ち込む・判断力が鈍るなどの症状が出てきます。

 

このように痛みと心の働きと脳の働きは深く関係しているのです。

 

YNSA®の鍼施術により、痛みに敏感になった脳が穏やかになり、

 

痛みが軽減する可能性があります。

 

参考図書;山元式新頭鍼療法の実践

監修:山元敏勝 著:加藤直哉、冨田祥史

三和書籍

音が聞こえるしくみは?

芸能人の方で、突発性難聴になったケースをニュースで見ることがあります。

 

ストレスの影響も大きいようです。

 

また、ある程度の年齢になってくると、耳が遠くなったり耳鳴りがしたりします。

 

聴力低下が耳鳴りの原因の一つという説もあるようです。

 

 

そもそも、私達はどうやって音を聞いているのでしょうか?

 

 

耳の奥には鼓膜があります。

 

鼓膜の奥には耳小骨(じしょうこつ)というとても小さな骨が3個ついています。

 

さらにこの奥には蝸牛管(かぎゅうかん)というカタツムリのような形をした器官があります。

 

 

音は振動で伝わります。鼓膜が振動すると、その奥の耳小骨が振動して音を増幅させます。

 

この耳小骨の振動は蝸牛管を振動させます。

 

蝸牛管の中にはリンパ液が満ちていて、このリンパ液が揺れると電気信号に変わって脳の聴覚野に伝わります。

 

蝸牛管は直径10ミリ程の大きさで、とても精巧なつくりです。

 

 

この他に、耳管(じかん)と言って、耳小骨がある鼓室と口の奥を繋いでいる管があります。

 

この耳管は鼓室の中と外の圧力を同じにして鼓膜が振動しやすいようにする働きがあります。

 

この耳管が閉じたままだったり開いたままだったりすると、

 

難聴や自分の声が異常に大きく聞こえるなどの症状がでてきます。

 

 

耳の奥の大変狭い部分に精密機械のような仕組みがあるのです。

 

 

参考図書:病気がみえるVOL.13、耳鼻咽喉科、編集:医療情報科学研究所、発行:メディックメディア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠もリハビリの一つです。脳卒中後遺症のリハビリについて。

脳卒中後遺症の患者様の中には、一生懸命リハビリに励んでいらっしゃる方が多いです。

 

歩行訓練、マッサージ、ストレッチ、生活・仕事の中の動作で

 

出来ることを見つけて継続することが重要です。

 

「歩かないと、歩けなくなってしまうのでは・・・?」

 

という恐怖感もあるように思います。

 

脳卒中後遺症のリハビリだけでなく、トレーニングには休養と栄養・食事も大切です。

 

特に休養ですが、質の良い睡眠がリハビリの助けになります。

 

睡眠中には、脳の中で記憶の整理がされます。

 

記憶の中には、眼や耳などから得た情報だけでなく、

 

身体を通して得た情報つまり、

 

「どんなふうに身体を動かしたか?」

 

という情報も含まれます。

 

では睡眠中に脳の中で何が起こっているのか?

 

「寝ている間に脳は記憶の定着をしていて、その日にあった出来事から得た情報はすべていったん海馬に保管されます。

 

海馬は短期的な記憶の保管庫であり同時に、長期記憶として残すべきものを選別する役割を担っています。

 

ノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠の時に、海馬に選ばれた短期記憶が大脳皮質へと送られ長期記憶となる」そうです。

 

睡眠はこのように、記憶の定着に関係していますが

 

「脳は寝ている間に老廃物を排出し記憶を定着させていて、

 

睡眠不足になるとこの機能が衰えてツライ・しんどいと言った

 

ネガティブな感情に陥りやすくなる。」そうです。

 

ネガティブな感情はリハビリに意欲の低下につながります。

 

このように、良い睡眠はリハビリの一部と言ってもよいですね。

 

参考文献・2023/08/08PRESIDENT Online 人生の後半50年が強烈に劣化する・・・脳内科医が「人生最大の失敗」と後悔している悪習慣とは

 

 

 

 

 

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