共同運動とは?脳卒中後遺症の症状の一つです。
脳卒中後遺症に共同運動があります。
共同運動とは何でしょう?
例えば右麻痺の場合ですと右肘を曲げようとした時に、
右肩が挙がったり、右足が動いてしまうなど、他の部分も同時に動いてしまう現象です。
脳出血・脳梗塞になり脳の神経細胞に障害が起こってしまうと、
手足を動かす命令のルートが切れてしまったり、他のルートと混線するような現象が起こります。
このため動かそうとしても、他の部分も一緒に動いてしまう事が起こるのです。
共同運動がある場合、多くのケースでは動かそうとした時に、
身体全体に力みがでてしまう場合が多いです。
その緊張で筋緊張が強くなり、関節が硬くなるケースが多いようです。
先ずは、筋肉の緊張を緩める事が重要になってきます。
筋緊張が強いと、手足の触れている感覚や動かしている感覚の
感じ方も鈍くなってくる傾向があります。