患者様のマスク着用について。
5月8日より新型コロナウィルス感染症は「第5類感染症」に移行されました。
マスクの着用について国の考え方は、
「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断
※医療機関受受診時などは着用を推奨」となっております。
弊院に来院される患者様のマスク着用につきましては、各々の判断とさせていただきます。
なお私達施術者は、引き続きマスクの着用と手指消毒を行って施術いたします。
5月8日より新型コロナウィルス感染症は「第5類感染症」に移行されました。
マスクの着用について国の考え方は、
「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断
※医療機関受受診時などは着用を推奨」となっております。
弊院に来院される患者様のマスク着用につきましては、各々の判断とさせていただきます。
なお私達施術者は、引き続きマスクの着用と手指消毒を行って施術いたします。
脳卒中後遺症の症状の一つに、複視(ふくし)があります。
複視とは、物が二重に見えることです。
複視の方の眼の動きを見ると、物を眼で追いかける動きをしたときに
眼振といって眼が揺れるような動きをすることがあります。
眼を動かす神経は3種類あります。
・動眼(どうがん)神経→眼球を上、下、中央向ける。
・滑車(かっしゃ)神経→眼球を内側に向けた時下に向ける。
・外転(がいてん)神経→眼球を外側に向ける。
これら3種類の神経が連携をとりながら物を見ています。
このほかに視神経は網膜に映った像を脳に届ける。
顔面神経の一部は、涙の分泌を行っています。
脳卒中などの脳血管障害を発症して脳幹の一部が障害を受けると、
これらの神経の連携が上手くいかなくなり、物が二重にみえたり、
視界が左・右片側が認識出来なくなる、物を眼で追いかける事が難しくなる
などの症状が出てしまいます。
物を見ながら身体のバランスを摂る事も密接に関連しているので、
内耳(ないじ)神経という、身体のバランスを感知している器官との連携が上手くいかず、
めまいのような症状を起こすこともあります。
この他にも脳の中の非常に狭い範囲にさまざまな機能の中枢(司令塔のような役割)
が密集しているので、脳卒中後遺症の方の症状は人それぞれです。
参考図書:病気がみえる第2版、脳・神経、医療情報科学研究所
さまざまな病気の原因の一つに炎症があります。
炎症は身体を守るための防御作用なのですが、度を過ぎたり誤作動を起こすと
辛い症状につながります。
炎症とは、「細胞組織が障害されて、それに対する生体反応として現れたもの」です。
細胞が障害される原因には、ウィルス・細菌などの微生物、切り傷などの物理的な刺激、
酸・アルカリなどの科学的な刺激、アレルギー反応などがあります。
つまり、細胞・組織が傷ついた時にその傷ついた部分を修復したり、
身体に入ってきたウィルス・細菌を退治しようとする働きなので、身体を守るためには必要な生体反応なのです。
炎症が起こるとその場所が、
発赤(赤くなる)・腫脹(はれる)・熱感(熱をもつ)・疼痛(痛くなる)
運動機能障害(動かしづらくなる)のような症状が起こります。
痛みなどの症状があると、炎症があるのは直ぐに分かるのですが、
最近の研究では、「慢性炎症」といって、血管内や特定の組織内などで気づかないでゆっくり進む炎症もある事が分かってきています。
この慢性炎症は、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、
リウマチ、アレルギー疾患などの自己免疫疾患、認知症の原因ではないかと言われています。
・過度な炎症を抑えるにはどうしたら良いか?
・炎症の誤作動(自己免疫疾患・アレルギー疾患)はどう対処したら良いか?
食事や運動・生活のリズム・過度なストレスなどの生活習慣は関係しているようですが、
炎症は交感神経・副交感神経のバランスとも関係があるようなので、
自律神経を整える事が症状の軽減が期待できる可能性もあります。
参考文系:安保徹のやさしい解体新書、実業の日本社