「めまい」はどうして起こる?
「めまい」はどうして起こるのでしょうか?
そもそも「めまい」とは何でしょうか?
人は重力や自分の位置を
眼(感覚)
耳の内耳(前庭覚)
感覚や筋肉からの情報(体性感覚)
からの情報で判断しています。
これらの情報は脳に送られて視線や身体の向きを変えたり、
手足を動かしたりするように指令がでます。
つまり「めまい」の原因は、
眼・耳の内耳・脳(感覚を統合して脳から身体への指令のルート)に大きく分けられます。
耳の内耳が原因のめまいの場合は「グルグル回る」回転性のめまいが多いといわれています。
代表的なものは「メニエール病」「良性発作性頭位めまい症」などで、
「突発性難聴」でも起こります。
注意が必要なのは、脳が原因の場合です。
フワフワするめまい、言葉がでてこない、顔の半分が垂れさがる、
手足が動かない等の症状がある場合は、救急車を呼んだ方がよいです。
このほかにも、自律神経失調症・更年期障害・貧血・不整脈・循環器障害・精神疾患でも起こります。
早く原因を知る事、少なくとも危ない病気が隠れていないか?
を知ることが大切です。
参考図書:病気がみえる、耳鼻科、医療情報科学研究所