YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイント「胸椎」について
YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイントに「胸椎」があります。
診断点は腕の肘のシワの中央付近です。
鍼を刺すポイントは、眉毛の上付近のライン上、又は耳の上付近から上に向かってのライン上にあります。
胸椎は、一般的にいう背骨の認識に近いです。
背骨は「胸椎」と「腰椎」に分けて考えても良いと思います。
胸椎は12個あります。
首の付け根辺りの第7頸椎下から12個並んでいます。
胸椎の隙間から出ている神経の束は「交感神経幹」といわれています。
交感神経幹からの神経は眼・唾液・心臓・肺・気道・肝臓・脾臓・副腎皮質
・胃腸管・膵臓・腎臓・直腸・膀胱・生殖器・汗腺・血管・立毛筋などにの働きを調整しています。
血管に関しては、頸部・胸腹部・骨盤・上肢・下肢の末梢血管などほぼ全身の血管を調節しています。
交感神経は自律神経の中枢と言われる脳幹部の視床下部と連絡を取り合いながら、
副交感神経とバランスを摂りあっています。
また不眠・便秘・耳鳴り・頭痛・疲れがとれない・めまい・不安感・気象痛などは
自律神経の乱れによるもが多いと考えられています。
YNSA®(山元式新頭鍼療法)の鍼施術では左右の診断点を比較し、
頭皮に鍼をしていきます。
頭皮に鍼をするので座ったままで服を着替えずに施術ができます。
頭皮に鍼をしたら30分程おきます。
そのあいだに手足にお灸や鍼をします。
参考図書:生理学第二版、公益社団法人東洋療法学校協会、医歯薬出版株式会社