お知らせ・コラム Information

YNSA(山元式新頭鍼療法)による脳卒中(脳梗塞・脳出血)後遺症への取り組み。

脳卒中(脳梗塞・脳出血)後遺症には、

 

左右片側の感覚が鈍くなる、

 

手足が上手く動かせない、

 

言葉が上手く話せなくなる、

 

食事の際に、食べ物や飲み物が口の端からこぼれやすくなる、などがあります。

 

この症状を麻痺といいます。

 

麻痺がおこると仕事はもちろん、日常生活でも一人で過ごす事が難しくなってしまいます。

 

手足が動かなくなるので手足に問題があるように思われがちですが、原因は脳にあります。

 

脳の血管がやぶれたり、血管が詰まったりして脳の神経細胞や神経線維に障害が起きた結果、

 

脳から手足に向けての信号が届きづらくなってしまうのです。

 

手足に問題が無くても脳からの「手を動かしなさい」「足を動かしなさい」

 

という命令が手足に届かないので動かなくなってしまうのです。

 

様々な研究では、積極的なリハビリによって脳の損傷を受けた部位を補うように他の神経のルートが活発になることが分かってきています。

 

このように脳の神経細胞、神経線維が新たなネットワークを作り出すことを

 

「脳の可塑性」と言います。

 

大切な事は身体の感覚を思い出して、脳からの運動神経の働きを促すことです。

 

 

YNSA®(山元式新頭鍼療法)の鍼施術により脳へのアプローチを行い、頭皮に鍼を刺したまま

手足の感覚や動かす練習を行っています。

 

施術により

・歩きが楽になった。

 

・物が持ちやすくなった。

 

・食事の時、口からこぼれなくなった。

 

・「ありがとう」「お願いします」などの発語が増えた。

 

などの症例があります。

 

改善の程度やスピードは人それぞれです。

 

先ずは、ご相談下さい。

 

腸と脳が関係している。パーキンソン病の予防策はあるのか?

パーキンソン病という病気は

 

脳の中脳の黒質といわれるところの神経細胞が

 

変性(構造が壊れて機能しなくなる)

 

脱落(細胞が死んでしまう)してしまうこと

 

が原因といわれています。

 

なぜ脳の中の神経細胞が委縮してしまうのか?

 

パーキンソン病がいつから、どうやって始まるのか?

 

予防策はあるのか?

 

という調査は進んでいます。

 

 

1960年代から続けられた大規模疫学調査で、

 

パーキンソン病を発症する10数年前から頑固な便秘や嗅覚障害があった事がわかっています。

 

それに続く症状としては、睡眠障害とうつ状態がみられたそうです。

 

 

 

何が起こっているかと言うと、

 

頑固な便秘により腸内の異常なタンパク質が出来て炎症が起こり、

 

これが迷走神経を介して脳幹に入ると脳の細胞に炎症が起こります。

 

この炎症により、神経細胞が変性(構造が破壊され機能を失う)

 

脱落(細胞が死んでしまう)が周りに広がってしまう。

 

という過程を経て病気が進行してしまうそうです。

 

逆にいえば、腸内環境を整えてお通じを整える事が

 

脳の様々な病気を予防できる可能性があるという事です。

 

 

 

「腸脳相関」という言葉があります。

 

腸と脳は連絡を取り合っており、腸を整えると脳も整うという事です。

 

自律神経と心を整える一番重要と言っても良いホルモンがセロトニンですが、

 

脳の中には3%腸の中には95%以上あるといわれています。

 

ことわざではありませんが、

 

「腹がすわる」「腹を決める」

 

「腹を割って話す」などという言葉がありますが、

 

おなか(腸)と脳(精神)は関連があるということは、

 

昔の日本人は感じ取っていたのかもしれませんね。

 

参考文献 慢性痛のサイエンス 著:半場道子 医学書院

脳卒中(脳梗塞・脳出血)後遺症です。YNSA?の鍼で良くなりますか?

脳卒中脳梗塞・脳出血)後遺症の方から

 

「鍼で良くなりますか?」

「なかなか手足が上手く動きません。鍼で動くようになりますか?」

「肩・背中が痛いです。なんとかなりますか?」

 

という質問をいただきます。

 

結論から言いますと、発症から早いほど変化を感じる方が多いようです。

 

数年経過していても効果を感じる方は多いです。

 

 

数回やってみて変化を感じるようであれば、施術を続ける意味はあると思います。

 

障害を受けた脳細胞が元通りになることは難しいと言われていますが、

 

脳の可塑性といって、障害を受けた脳細胞の周りが機能を補いあって機能を回復していくことは認められています。

 

YNSA®による鍼の刺激が脳に何らかの影響を与えていると考えられています。

 

脳の可塑性を引き出すためには自身の意思によるリハビリが大切ですし、

 

手足を動かすためには、手足の感覚も大切です。

 

人の身体にはまだまだ未知の部分があります。

 

私達は少しでもお困りの方達の力になりたい!と考えております。

 

 

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