コラム Information

鍼灸の目的は何ですか?

基本的な考え方ですが、東洋医学では、

①病気の症状を軽減させる。

②生活の質を向上させる。

ことが目的です。

 

そのために鍼灸では体調を整える施術をします。

体調を整えることにより病気の症状を軽減させて

生活の質を向上させることが目的です。

 

なので体調が健康な状態から離れていればいるほど、

症状の軽減を感じるまで、ある程度の期間が必要です。

 

体調は、仕事の環境や家庭・人間関係などのストレス・身体の負担・生活のリズム・

食生活などによって大きく影響を受けます。

 

なので、体調には波があります。

体調の波によって症状の感じ方も波があります。

鍼灸の施術による症状の軽減の程度も波がでてきます。

 

施術による変化としては、

良くなったり少し戻ったりを繰り返しながら、少しづつ良くなって行くイメージが多いと考えます。

 

 

 

よくある質問「頭皮に鍼をするのは痛くないですか?」

患者様からの質問に

 

「頭皮に鍼をするのは痛くないですか?」という質問があります。

 

刺す瞬間に「チクッ」とすることはあります。

 

医療機関で使われる注射針の太さは0.4㎜~1.6㎜ですが、

 

当院で使っている鍼の太さは0.18㎜~0.25㎜なので、

 

いわゆる注射針の針よりは、かなり細いです。

 

「注射よりも痛くないですよ。」と説明しますと、

 

「確かに注射よりも痛くなかった。」と、おっしゃる方がほとんどです。

 

頭皮の場所によっては、ほとんど感じないところもあります。

 

初めての方には、細めの鍼から始めます。

 

一本ずつ「痛みが無いかどうか?」を確かめながら施術をすすめます。

 

なお脳は頭蓋骨に覆われていますので、鍼が脳に刺さることはありません。

 

ご安心下さい。

 

 

 

免疫の意外な働き

免疫の働きには大きく二つあります。

 

①身体に入ってきた外敵(ウィルス・細菌・異物など)を見つけて攻撃する。

②外敵の攻撃が終わったら攻撃を止めて、ウィルスの死骸などの後片づけをする。

 

免疫が身体の外から入ってきたウィルスや細菌を攻撃す

 

のはよく知られていますが、

 

免疫は身体の中にある古くなった細胞を壊す働きもあります。

 

身体の中の古くなった細胞も攻撃対象とみなすという事です。

 

皮膚・血管・神経細胞・内臓・骨・脳などは日々古くなった細胞から

 

新しい細胞に入れ替わっており、免疫は重要な役割があるのです。

 

免疫力が低下・誤作動するということは、

 

身体の中の「古くなった細胞を見つける・壊す働き」が衰える。

②古くなった細胞を壊すことを止められない、壊した細胞の後片付けができない。

という事が起こります。

 

このような状況が続くと、

肌の衰え・肩痛・腰痛・膝痛などの痛み・肥満・

動脈硬化・糖尿病・リウマチなどの自己免疫疾患

 

などに繋がると考えられています。

 

免疫力を整えるという事は大切なことなのです。

 

参考図書:倍速老化、飯沼一茂、サンマーク出版

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