免疫力について(腸内環境はなぜ関係するのか?)
さまざまな病気と免疫力の働きには、深い関連があると言われています。
免疫力には大きく二つの働きがあります。
①身体の中に入ってきた外敵(ウィルス・細菌・異物)を認識して攻撃する
②攻撃を制御する。外敵が居なくなったら攻撃を止める。
です。
免疫力が低下するということは、
①外敵を認識する力、攻撃する力が衰える。
②攻撃を制御する力(攻撃を止める力)が衰える。
という事です。
免疫力が低下すると、例えば害になるウィルスが入ってきても
①攻撃する力が弱いので感染してしまう。
②症状が落ち着いても攻撃を止める力が弱いので、症状が長引いたり、他の症状がでてくる。
のようなことが起こります。
免疫細胞の多くは腸内におり、体内の約70%の免疫細胞が腸内に存在すると言われています。
食べ物を消化吸収して栄養や水分を血管内に取り込むのが,小腸・大腸だからです。
体内に取り込むときに、身体にとって害のあるものを取り込まないようにするためです。
最近、免疫力と腸内環境・腸内フローラの関連が言われるようになったのはこのためです。