お知らせ・コラム Information

YNSA学会全国大会に参加させていただきました。

10月27日(日)YNSA学会全国大会が東京お茶の水にて開催されました。

 

数年ぶりにリアル参加させていただきました。

 

zoom参加とは違い、先生方と直接情報交換・質問・意見交換ができて

 

大変有意義な時間でした。

 

学会員による症例発表・大阪大学名誉教授の佐古田三郎先生の基調講演

 

ドイツで活躍されているドロテア・ツヴァイス=シェス博士の報告

 

山元敏勝先生の未公開特別映像など大変貴重なお話も伺うことができました。

 

山元敏勝先生はじめ理事の先生方、スタッフの皆様、お話させていただいた先生方

 

ありがとうございました。

 

やはり「直接会って話をする。」

 

ということは重要だと痛感しました。

痛みと脳の働きには深い関係があります。

痛みが長期になると、

 

痛みに対して脳が過敏になっている可能性があります。

 

脳内の痛みのコントロールには

 

「扁桃体」と「前頭前野」(DLPFC:背外側前頭前野)が関連しています。

 

★扁桃体は不安・恐怖・怒りの感情と深く関わっています。

 

痛みに伴って不安・恐怖・怒りなどの感情が続くと扁桃体が刺激され続けて興奮しやすくなります。

 

 

★前頭前野は意欲・創造力・判断力・理性などの高度な働きをしいてます。

 

そして前頭前野の一部(DLPFC:背外側前頭前野)には、痛みを抑制する役割があり

 

扁桃体が興奮しすぎないようにセーブする働きがあります。

 

 

痛みがあっても前頭前野の働きで、ある程度の期間は扁桃体の興奮を抑えています。

 

しかし、長期間続くと前頭前野の働きが低下してしまい扁桃体が強く興奮してします。

 

この結果、「痛みに脳が過敏に反応してしまう」といわれています。

 

通常であれば「1」の痛みを

 

「5」の痛み、場合によっては「10」の痛みとして、何倍にも強く感じてしまうのです。

 

痛みがあると痛みをかばってバランスの悪い姿勢になり、

 

バランスの悪さが他の痛みを誘発するなど

 

悪循環に陥る可能性があります。

 

痛みに過敏になっている脳の興奮を鎮ずめることにより、

 

痛みが軽減する可能性があります。

 

 

参考図書;慢性疼痛・脳神経疾患からの回復

 

YNSA山元式新頭鍼療法入門

 

監修:山元敏勝 著:加藤直哉

鍼灸の目的は何ですか?

基本的な考え方ですが、東洋医学では、

①病気の症状を軽減させる。

②生活の質を向上させる。

ことが目的です。

 

そのために鍼灸では体調を整える施術をします。

体調を整えることにより病気の症状を軽減させて

生活の質を向上させることが目的です。

 

なので体調が健康な状態から離れていればいるほど、

症状の軽減を感じるまで、ある程度の期間が必要です。

 

体調は、仕事の環境や家庭・人間関係などのストレス・身体の負担・生活のリズム・

食生活などによって大きく影響を受けます。

 

なので、体調には波があります。

体調の波によって症状の感じ方も波があります。

鍼灸の施術による症状の軽減の程度も波がでてきます。

 

施術による変化としては、

良くなったり少し戻ったりを繰り返しながら、少しづつ良くなって行くイメージが多いと考えます。

 

 

 

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