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「寒暖差疲労」「湿度差疲労」(気象病)は自律神経の疲労。

寒暖差疲労(気象病)という言葉をよく聞くようになってきました。

 

何となく体がだるい、疲れるだけでなく

 

・頭痛・首肩こり、腰痛、ぎっくり腰、神経痛、アレルギー症状も含まれます

 

 これらの症状は寒暖差疲労と関連があると考えられます。

 

 人の身体は「7度以上の温度差」を何回も繰り返すとストレスを感じて「寒暖差疲労」に繋がるそうです。

 

 日中23℃を越える翌日の朝に16℃程度の気温になると気温差が7℃になります。

 

 これを繰り返すと体温を維持している自律神経が働きすぎて疲れてしまう、

 

 と考えられています。

 

 湿度は体感温度に大きく影響しますので、

 

 湿度の変化も自律神経の疲労に関係しているとも考えられます。

 

 個人的には「湿度差疲労」という言葉も「有り」と思います。

 

Q、自分で出来る「寒暖差疲労」対策はありますか?

 

A、 ・身体を冷やす服装を避けること。

 

 ・質の良い睡眠をとること。

 

 ・バランスの良い食事を摂る事。

 

 ・ストレッチ、ウォーキングなどの軽めの運動を行うこと。

 

 身体を冷やす服装は、首・足首が外気に触れる状態の服装です

 

 首・足首は、太い血管や神経が通っています。

 

 首・足首を冷やす事は、この血管・神経を冷やすことになり身体を冷やすことに繋がります。

 

 ストール、丈の長い靴下などで足首・首を冷やさないようにしょう。

 

 参考文献:生理学第二版、医歯薬出版株式会社

 

 

 

 

 

 

YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイント、「脳幹」について

YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイントに、「脳幹」があります。

 

脳幹のポイントは額の中央の髪際から少し入ったところにあります。

 

実際の脳幹の場所は脳の中の深いところにあります。

 

「脳幹」とは何でしょうか?

 

 

脳幹には狭い部分に生命維持に最も重要な、

 

血液循環・血圧調整・呼吸・排尿・体温調節・血糖値に調整・睡眠と覚醒

 

・内分泌の調整など生命維持に不可欠な機能の中枢があるので、

 

「自律神経の中枢」といわれています。

 

 

そのほかに

 

・感覚を脳に伝えるルート、

 

・運動の命令を脳から手足に伝えるルート、

 

・自律神経の中枢、姿勢を保つ、平衡感覚、眼の運動、瞳孔反射、

 

・意識、覚醒、注意に関する中枢

 

などなど、重要な機能が狭い場所に密集しています。

 

脳幹は直ぐ後ろの「小脳」上の「間脳」「大脳辺縁系」「大脳」と連携を

 

とりながら生命活動を維持しています。

 

 

パーキンソン病では、中脳の黒質が萎縮することにより、

 

ドーパミンの分泌が軽減することが原因といわれています。

 

 

脳梗塞後遺症・脳出血後遺症でも障害を受ける部位により、

 

左右の眼で焦点を合わせる事が苦手になり二重に物がみえる「複視」という症状、

 

唇や下の動きに違和感があり、口の端から物をこぼす、

 

話をしようとしても上手く口、舌が動かない「構語障害」

 

などの症状がでる場合もあります。

 

 

また最近の研究では

 

「痛みを脳が記憶する。」

 

「痛みに対して脳が過敏に反応する。」

 

など、痛みと脳の関係が分かってきています。

 

痛みが長く続き、恐怖心が続くと大脳辺縁系の中の「扁桃体」というところが過敏になって、

 

大脳の前頭前野の働きを低下させることにより、痛みを過敏に感じるようになる

 

と考えられています。

 

YNSA®(山元式新頭鍼療法)では脳の働きにアプローチしています。

 

参考図書:イラスト解剖学第10版、中外医学社:山元式新の実践、著、加藤直哉、冨田祥史、三和書籍

 

 

 

 

 

 

 

YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイント「肝」について

YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイントに「迷走神経」があります。

 

鍼を刺すポイントは、頭頂部近くの左右と又は耳の前左右にあります。

 

 

迷走神経は、脳から喉・心臓・肺・気道・消化管・肝臓・脾臓などの内臓に分泌しています。

 

あまりにも複雑に入り組んでいるので「迷走」という名前が付いています。

 

 

迷走神経の役割は咽頭・喉頭の粘膜の感覚と嚥下運動、声帯筋の運動(発声)

 

消化管の運動、消化液の分泌、心臓拍動の抑制など非常に重要な働きをしています。

 

 

最近の研究では関節リウマチなどの自己免疫疾患の炎症の軽減、アレルギー、パーキンソン病との関連も分かってきています。

 

鍼灸で迷走神経を刺激することにより、症状の軽減の可能性があると考えられています。

 

参考図書:慢性疼痛・脳神経疾患からの回復(YNSA山元式新頭鍼療法入門)

監修、山元敏勝監、著、加藤直哉

解剖学、社団法人東洋療法学校協会、医歯薬出版株式会社

 

 

 

 

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