お知らせ・コラム Information

パーキンソン病と腸内環境の関係

パーキンソン病の症状には、小刻み歩行、筋固縮、身体の傾きなどの運動器の症状と

 

不眠、便秘、排尿障害、気持ちの落ち込みなどの自律神経症状があります。

 

パーキンソン病の原因は脳の中の黒質と言われる部分のドーパミンの量が少なくなる事、といわれています

 

さらに最近の研究では、

 

腸内環境の影響が脳と腸を繋げている神経線維を経由して脳に伝わり

 

神経細胞が萎縮し、ドーパミンの分泌が少なる事が分かってきています。

 

パーキンソン病になった方の多くに、

 

「以前から便秘があった。」ということも関係しているのかもしれません。

 

腸内環境を良くするためには、食物繊維を多く含む食べ物を食べることが必要です。

 

食物繊維には、

 

「水に溶ける水溶性食物繊維」

 

「水に溶けない不溶性食物繊維」があります。

 

これらをバランス良く採ることが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

YNSA学会全国大会に参加させていただきました。

10月27日(日)YNSA学会全国大会が東京お茶の水にて開催されました。

 

数年ぶりにリアル参加させていただきました。

 

zoom参加とは違い、先生方と直接情報交換・質問・意見交換ができて

 

大変有意義な時間でした。

 

学会員による症例発表・大阪大学名誉教授の佐古田三郎先生の基調講演

 

ドイツで活躍されているドロテア・ツヴァイス=シェス博士の報告

 

山元敏勝先生の未公開特別映像など大変貴重なお話も伺うことができました。

 

山元敏勝先生はじめ理事の先生方、スタッフの皆様、お話させていただいた先生方

 

ありがとうございました。

 

やはり「直接会って話をする。」

 

ということは重要だと痛感しました。

痛みと脳の働きには深い関係があります。

痛みが長期になると、

 

痛みに対して脳が過敏になっている可能性があります。

 

脳内の痛みのコントロールには

 

「扁桃体」と「前頭前野」(DLPFC:背外側前頭前野)が関連しています。

 

★扁桃体は不安・恐怖・怒りの感情と深く関わっています。

 

痛みに伴って不安・恐怖・怒りなどの感情が続くと扁桃体が刺激され続けて興奮しやすくなります。

 

 

★前頭前野は意欲・創造力・判断力・理性などの高度な働きをしいてます。

 

そして前頭前野の一部(DLPFC:背外側前頭前野)には、痛みを抑制する役割があり

 

扁桃体が興奮しすぎないようにセーブする働きがあります。

 

 

痛みがあっても前頭前野の働きで、ある程度の期間は扁桃体の興奮を抑えています。

 

しかし、長期間続くと前頭前野の働きが低下してしまい扁桃体が強く興奮してします。

 

この結果、「痛みに脳が過敏に反応してしまう」といわれています。

 

通常であれば「1」の痛みを

 

「5」の痛み、場合によっては「10」の痛みとして、何倍にも強く感じてしまうのです。

 

痛みがあると痛みをかばってバランスの悪い姿勢になり、

 

バランスの悪さが他の痛みを誘発するなど

 

悪循環に陥る可能性があります。

 

痛みに過敏になっている脳の興奮を鎮ずめることにより、

 

痛みが軽減する可能性があります。

 

 

参考図書;慢性疼痛・脳神経疾患からの回復

 

YNSA山元式新頭鍼療法入門

 

監修:山元敏勝 著:加藤直哉

予約・お問い合わせ

施術予約や各種お問い合わせは
こちらで承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

Page Top