歩く事は「百薬の長」!!
Q1、ウォーキング(歩く事)が身体に良いのは何故ですか?
A1、少なくとも3つはあります。
①筋肉から「マイオカイン」という抗炎症作用があるホルモンが分泌されること。
②痛みを抑える機能が高まる事。
③記憶力の向上など、頭の働きが良くなる。などです。
Q2、マイオカインはなぜ身体に良いのですか?
A1、「マイオカイン」は抗炎症作用があると言われています。
抗炎症作用により動脈硬化のリスクを軽減させることが期待できます。
この結果、心筋梗塞・脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血や
内臓疾患のリスクを軽減させる事が期待できます。
Q3、なぜ歩くことが痛みの軽減に繋がるのですか?
A3、身体には痛みを軽減する「下降性抑制系」と言う働きがあります。
ウォーキングなどの有酸素運動によって下降性抑制系の働きが高まり、
脳が痛みに過敏になることを防ぐ事が分かってきています。
Q4、歩くとなぜ頭の働きが良くなるのですか?
A4、歩くと脳の中で脳神経細胞の栄養であるBDNF(脳由来神経栄養因子)
というタンパク質が作られることが分かっています。
BDNFは脳神経細胞・神経線維の栄養になると言われています。
このBDNFによって脳細胞の繋がりが良くなり
「記憶力の向上」など頭の働きが良くなる。
事が期待できます。
このように、散歩などの軽い運動はまさに
「百薬の長」ともいえます。
参考文献 慢性痛のサイエンス 著:半場道子 医学書院