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笑うと痛みが和らぐ?!

「笑うと痛みが和らぐ?」というと意外に思われるかもしれません。

 

インターロイキン6という免疫に関する物質は心の状態によって分泌が左右されます。

 

ある実験によると

 

リウマチの患者様に、落語を聞いてもらい思いっきり笑ってもらうと、

 

インターロイキン6のレベルが下がる事が分かっています。

 

インターロイキン6は痛みや炎症の度合いの指標となる物質です。

 

特にリウマチなどの炎症がある患者様に多い物質です。

 

リウマチだけでなく、腰や首の痛み、頭痛など痛みのある患者様は、

 

この値は高くなっていることが予想されます。

 

笑う事により、インターロイキン6のレベルが下がるという事は、

 

痛みや炎症の程度が和らぐということなのです。

 

笑うと自然と呼吸も大きく深くなるので

 

交感神経の緊張が和らぎます。

 

また、笑うと幸せホルモンと言われる

 

「セロトニン」の分泌も脳内で増えることも分かっているそうです。

 

「病は気から」と言います。

 

心の持ちようが健康や痛みなど身体の健康に与える影響は、

 

さまざまな実験で明らかになってきているのです。

 

時々、おもしろい動画を見て、笑うのは一つの健康法ですね。

 

参考図書:新版 科学がつきとめた「運のいい人」中野信子 サンマーク出版

 

痙縮(けいしゅく)はなぜ起こるのですか?※脳卒中後遺症の症状のひとつです。

脳卒中後遺症の症状の一つに「痙縮(けいしゅく)」があります。

 

Q1、痙縮で手足が痛いです。自分で出来る事はありますか?

 

A1、基本的な方法の一つは、麻痺側の血流を促してあげることです。

 

  逆にいうと、血流が悪くならないようにすることです。

 

  だんだん気温が下がるこの季節から麻痺側の手足を冷やさないように

 

  着るものなどで工夫する事は重要です。

 

Q2、どうして麻痺側の血流が悪くなるのですか?

 

A2、筋肉には「筋ポンプ作用」といって筋肉が血管を刺激して

 

  血流を促す働きがあります。

 

  麻痺側の筋肉は「筋ポンプ作用」が低下しているケースが多いので、

 

  麻痺側の血流が悪くなることが多いのです。

 

 

Q3,手足の血流が悪くなるとどうして、痙縮に良くないのですか?

 

A3、手足の血流が悪くなると手足の様々な感覚のセンサーの働きが低下し、

 

  手足から脳への情報が届きづらくなっている可能性があります。

 

  手足から脳に情報がうまく届かないと、

 

  脳からの手足を動かすための神経の働きも低下してしまいます。

 

  そのため、筋肉の動きも悪くなると考えられています。

 

 

Q4、痙縮はなぜ起こるのですか?

 

A4、筋肉を傷めないようにするための「伸張反射」という仕組みがあります。

 

  脳卒中になると、脳の中のダメージを受けた場所の関係で、

 

  この伸張反射が興奮するケースが多いと考えられています。

 

  伸張反射が必要以上に興奮することによって筋肉が縮みやすくなり、

 

  痙縮が起こると考えられています。

 

 

Q5、痙縮を軽減させるにはどの様な方法がありますか?

 

A5、手足へのアプローチも大切ですが脳の働きへのアプローチが目標です。

 

  弊院で行っている取り組みは、

 

 ・YNSA®(山元式新頭鍼療法)という頭皮にある全身に対応したツボに鍼をする。

 

 ・頭皮に鍼をしたまま、手足に鍼をする。鍼電極低周波療法を行う。お灸を行う。

 

 ・動かしたい筋肉に振動刺激をいれながら、反復して運動療法を行う。

 

 などです。 

 

脳卒中後遺症の方の日常生活動作の改善には、痙縮の軽減は大きなテーマになります。

 

https://lin.ee/tu5Fl1a

 

参考図書:病気がみえる、脳・神経、医療情報科学研究所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川平促通反復療法(川平法)のセミナーを受講しました。

11月22日(水)に促通反復療法(川平法)のセミナーに参加させていただきました。

 

講師は『脳梗塞リハビリ-KURODA LAB-』の黒田先生です。

 

黒田先生は川平法上級者の資格をお持ちです。

 

今回は上肢中・上級編です。

 

促通反復療法(川平法)は、鹿児島大学の川平和美名誉教授が提唱されている運動療法です。

 

麻痺した手や足に促通操作を行い意図した運動を実現・反復し、

 

その反復で脳からの神経回路を再建・強化する方法です。

 

弊院ではYNSA®︎(山元式新頭鍼療法)にて脳梗塞・脳出血後遺症、脳疾患の患者様を見させていただいております。

 

川平法を新たな強力な手段としてプラスし、

 

YNSAと組み合わせて、患者様の症状の改善に役立てていきたいと考えております。

 

引き続き川平法を学んで患者様のお役に立てるように努めて行きたいと思います。

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