笑うと痛みが和らぐ?!
「笑うと痛みが和らぐ?」というと意外に思われるかもしれません。
インターロイキン6という免疫に関する物質は心の状態によって分泌が左右されます。
ある実験によると
リウマチの患者様に、落語を聞いてもらい思いっきり笑ってもらうと、
インターロイキン6のレベルが下がる事が分かっています。
インターロイキン6は痛みや炎症の度合いの指標となる物質です。
特にリウマチなどの炎症がある患者様に多い物質です。
リウマチだけでなく、腰や首の痛み、頭痛など痛みのある患者様は、
この値は高くなっていることが予想されます。
笑う事により、インターロイキン6のレベルが下がるという事は、
痛みや炎症の程度が和らぐということなのです。
笑うと自然と呼吸も大きく深くなるので
交感神経の緊張が和らぎます。
また、笑うと幸せホルモンと言われる
「セロトニン」の分泌も脳内で増えることも分かっているそうです。
「病は気から」と言います。
心の持ちようが健康や痛みなど身体の健康に与える影響は、
さまざまな実験で明らかになってきているのです。
時々、おもしろい動画を見て、笑うのは一つの健康法ですね。
参考図書:新版 科学がつきとめた「運のいい人」中野信子 サンマーク出版