お知らせ・コラム Information

脳が痛みを過敏に感じている可能性があります。

痛みが長期になると、

 

痛みに対して脳が過敏になっている可能性があるのです。

 

脳内の痛みのコントロールには

 

「扁桃体」と「前頭前野」が関連しています。

 

★扁桃体は不安・恐怖・怒りの感情と深く関わっています。

 

このような感情が続くと扁桃体が刺激され続けて興奮しやすくなります。

 

 

★前頭前野は意欲・創造力・判断力・理性などの高度な働きをしいてます。

 

そして前頭前野の一部には、痛みを抑制する役割があり

 

扁桃体が興奮しすぎないようにセーブする働きがあります。

 

 

痛みがあっても前頭前野の働きで、ある程度の期間は扁桃体の興奮を抑えています。

 

しかし、長期間続くと前頭前野の働きが低下してしまい扁桃体が強く興奮してします。

 

この結果、「痛みに脳が過敏に反応してしまう」といわれています。

 

通常であれば「1」の痛みを「5」の痛み、場合によっては「10」の痛み

 

として何倍にも強く感じてしまうのです。

 

 

参考図書;慢性疼痛・脳神経疾患からの回復

 

YNSA山元式新頭鍼療法入門

 

監修:山元敏勝 著:加藤直哉

痙縮(けいしゅく)について。※脳卒中後遺症の症状のひとつです。

脳卒中になると運動機能障害、感覚障害などさまざまな後遺症の症状があります。

 

その後遺症の症状の一つに「痙縮(けいしゅく)」があります。

 

麻痺側の手足の筋肉が異常に緊張してしまい、

 

・手を握ったまま開けない。肘が曲がって伸びない

 

・膝が伸びたままで曲がらない。

 

・足裏が内側を向いた形で固まってしまう。

 

など日常生活の動作に大変支障がでてしまう症状の一つです。

 

寒くなってくると筋肉の緊張が強くなり、痛みを伴うケースもあり辛さから、

 

気持ちの落ち込んでしまう事もあります。

 

 

痙縮はどうして起こるのでしょうか?

 

身体の仕組みの中に、伸張反射(ストレッチ反射)と言って身体を守る働きがあります。

 

これは筋肉が急に伸ばされたりした時に、必要以上に延ばされないよう筋肉が縮んで壊れないようにするための仕組みです。

 

この伸張反射を抑制する働きと、興奮させる働きがありバランスを摂りあって身体は動いています。

 

脳卒中になると、この伸張反射を抑制する働きのルートが障害を受ける事が多いと言われています。

 

このため伸張反射が興奮する働きが強くなり、筋肉が緊張して縮みやすくなると考えられています。

 

痙縮をゆるめる、硬くなった関節を柔らかくするヒントはいくつかあると考えられています。

 

自分の意思で動けるようになるためには、痙縮の軽減は大きなテーマになります。

 

 

参考図書:脳卒中の動作分析、金子唯史、医学書院

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「YNSAで頭皮に鍼をするのは何故ですか?」

Q1、「YNSA®で頭皮に鍼をするのは何故ですか?」

 

A1、YNSA®(山元式新頭鍼療法)では頭皮にある全身 

 

  に対応したツボに鍼をします。

 

  頭皮には、脳・首・足・手や胃・肝臓・などの内臓とも関連したツボがあります。

 

  これらのツボは創始者の医師である山元敏勝先生が40年以上の臨床から

 

  独自に開発されたツボです。

 

  欧米では数万人の医師が治療に取り入れており、

 

  ドイツでは一部保険適応されているそうです。

 

  施術では、YNSA独自の診断をして

 

 「どこに刺したら良いか?」 

 

  を調べながら施術をすすめていきます。

 

 

Q2「腰痛です。頭皮に鍼をしても効果はありますか?」

 

A2、痛みが減って、動きが楽になれば効果があると考えます。

 

 効果を感じる方は多いと思います。

 

 YNSA®では、痛みの原因がどこにあるのか?

 

 ・腰に原因があるか?

 

 ・首に原因があるか?

 

 ・脳が痛みに過敏になっているのか?

 

 ・自律神経が乱れているのか?など

 

  診断をしながら施術を行います。

 

  同じ患者様でも、毎回診断して施術を行います。

 

 

Q3、「脳梗塞後遺症です。YNSA®の鍼で良くなりますか?」

 

A3、麻痺の原因は脳の組織が障害を受けたことによります。

 

  YNSA®では脳の働きを整えることにより、

 

  ・痛みの軽減

 

  ・運動、感覚機能の向上

 

  ・不眠、便秘、気持ちの落ち込みなどの自律神経症状の軽減

 

  などが期待できます。

 

  発症から半年以上経過しても何らかの症状の軽減は期待できると考えております。

 

 参考図書:あきらめなければ、痛みも麻痺も、必ず治る。著書:山元敏勝。ソレイユ出版

 

 

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