お知らせ・コラム Information

川平促通反復療法(川平法)のセミナーを受講しました。

11月17日(金)に促通反復療法(川平法)のセミナーに参加させていただきました。

 

講師は『脳梗塞リハビリ-KURODA LAB-』の黒田先生です。

 

黒田先生は川平法上級者の資格をお持ちです。

 

今回は「下肢・体幹・歩行初級編」です。

 

促通反復療法(川平法)は、鹿児島大学の川平和美名誉教授が提唱されている運動療法です。

 

麻痺した手や足に促通操作を行い意図した運動を実現・反復し、

 

その反復で脳からの神経回路を再建・強化する方法です。

 

弊院ではYNSA®︎(山元式新頭鍼療法)にて脳梗塞・脳出血後遺症、脳疾患の患者様を見させていただいております。

 

川平法を新たな強力な手段としてプラスし、

 

YNSAと組み合わせて、患者様の症状の改善に役立てていきたいと考えております。

 

引き続き、繰り返し川平法を学んで患者様のお役に立てるように努めて行きたいと思います。

YNSA(山元式新頭鍼療法)の頭皮のツボ、大脳について

YNSA®(山元式新頭鍼療法)の頭皮のツボに「大脳」点があります。

 

診断点は上腕部(力こぶ)の筋肉のやや内側にあります。

 

鍼をする大脳点は、髪際からやや上のエリアで、左右にあります。

 

実際の大脳は大きく分けると「大脳基底核」「大脳辺縁系」「新皮質」の部分に分けられます。

 

 

 

脳梗塞・脳出血になり脳細胞にダメージを受けると、ダメージを受けた部分により様々な症状が出てきます。

 

左側の脳にダメージを受けると右麻痺、右側の脳にダメージを受けると左麻痺になります。

 

それは運動の命令や身体からの感覚を脳に伝えるルートは延髄の下で反対側に交差しているためです。

 

その他に言葉を話したり、言葉を理解する言語中枢は大脳左半球にあるので、

 

左の脳がダメージを受けると、言葉が出てこないなどの失語症が起こる原因とされています。

 

 

 

パーキンソン病では、大脳基底核の黒質と言われる部分でのドーパミンの分泌が少なくなることが原因とされています。

 

ドーパミンは筋肉の動きの調節に使われるので、パーキンソン病特有の、前傾姿勢・小刻み歩行・無動・などの症状が起こるのです。

 

 

 

大脳辺縁系は喜怒哀楽の感情と行動に深く関係しています。

 

また、大脳辺縁系は自律神経の中枢である視床下部と密接につながっています。

 

このためストレスなどの感情は不眠・便秘・倦怠感・頭痛などの自律神経症状に繋がってくるのです。

 

参考図書:生理学第3版・公益社団法人東洋療法学校協会・医歯薬出版株式会社

 

 

 

 

 

YNSA®(山元式新頭鍼療法)頭皮のツボ、「脳幹」について

YNSA®(山元式新頭鍼療法)頭皮のツボに、「脳幹」があります。

 

脳幹のツボは額の中央の髪際から少し入ったところにあります。

 

実際の脳幹の場所は脳の中の深いところにあります。

 

「脳幹」とは何でしょうか?

 

 

脳幹には狭い部分に生命維持に最も重要な

 

呼吸・血液循環・消化の中枢機能が密集しています。

 

そのほかに

 

・感覚を脳に伝えるルート、

 

・運動の命令を脳から手足に伝えるルート、

 

・自立神経機能や姿勢を保つための中枢、

 

・意識・覚醒に関するルート

 

・眼の運動反射、対光反射、排尿の中枢

 

などなど、重要な機能が狭い場所に密集しています。

 

 

脳梗塞後遺症・脳出血後遺症・パーキンソン病などの脳疾患だけでなく、

 

自律神経の乱れによる不眠・更年期障害・便秘・頻尿・高血圧・気象病などの症状と深く関係しています。

 

また最近の研究では

 

「痛みを脳が記憶する。」

 

「痛みに対して脳が過敏に反応する。」

 

など、痛みと脳の関係が分かってきています。

 

YNSA®の鍼施術では腕と首にある診断点の左右差などを見ながら施術します。

 

脳幹のポイントに鍼をして、腕や首にある診断点が変化しているか?

 

確認しながら施術を行います。

 

参考図書:生理学、第二版、医歯薬出版株式会社

 

 

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