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YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイント、「脳幹」について

YNSA®(山元式新頭鍼療法)のポイントに、「脳幹」があります。

 

脳幹のポイントは額の中央の髪際から少し入ったところにあります。

 

実際の脳幹の場所は脳の中の深いところにあります。

 

「脳幹」とは何でしょうか?

 

 

脳幹には狭い部分に生命維持に最も重要な、

 

血液循環・血圧調整・呼吸・排尿・体温調節・血糖値に調整・睡眠と覚醒

 

・内分泌の調整など生命維持に不可欠な機能の中枢があるので、

 

「自律神経の中枢」といわれています。

 

 

そのほかに

 

・感覚を脳に伝えるルート、

 

・運動の命令を脳から手足に伝えるルート、

 

・自律神経の中枢、姿勢を保つ、平衡感覚、眼の運動、瞳孔反射、

 

・意識、覚醒、注意に関する中枢

 

などなど、重要な機能が狭い場所に密集しています。

 

脳幹は直ぐ後ろの「小脳」上の「間脳」「大脳辺縁系」「大脳」と連携を

 

とりながら生命活動を維持しています。

 

 

パーキンソン病では、中脳の黒質が萎縮することにより、

 

ドーパミンの分泌が軽減することが原因といわれています。

 

 

脳梗塞後遺症・脳出血後遺症でも障害を受ける部位により、

 

感覚障害、運動障害などがおこります。

 

そのほかに

 

左右の眼で焦点を合わせる事が苦手になり二重に物がみえる「複視」という症状、

 

唇や下の動きに違和感があり、口の端から物をこぼす、

 

話をしようとしても上手く口、舌が動かない「構語障害」

 

などの症状がでる場合もあります。

 

 

また最近の研究では

 

「痛みを脳が記憶する。」

 

「痛みに対して脳が過敏に反応する。」

 

など、痛みと脳の関係が分かってきています。

 

痛みが長く続き、恐怖心が続くと大脳辺縁系の中の「扁桃体」というところが過敏になって、

 

大脳の前頭前野の働きを低下させることにより、痛みを過敏に感じるようになる

 

と考えられています。

 

脳幹には重要な機能が集中しているのです。

 

参考図書:イラスト解剖学第10版、中外医学社:山元式新頭鍼療法の実践、著、加藤直哉、冨田祥史、三和書籍

 

 

 

 

 

 

 

よくある質問「頭に鍼をするのは怖いです。危なくないですか?」

「頭に鍼をするのは怖いです。危なくないですか?」

 

と質問を受ける事があります。

 

鍼を刺すのは頭皮部分で、頭皮の厚みは個人差がありますが2ミリ程度です。

 

脳は頭蓋骨に覆われていますので、頭皮に鍼を刺しても脳に達することはありません。

 

安全です。ご安心下さい。

嗅覚障害・味覚障害について

コロナ禍以降、嗅覚障害・味覚障害でお悩みの方が多いようです。

 

このような方は倦怠感・不眠などの自律神経の乱れによる症状や

 

気持が落ち込む等、メンタル面の症状も重なっているケースが多くみられます。

 

味覚・嗅覚の症状により

「匂いを感じない。」

「食事がおいしくない。」

「食べる気がしない。」

「気持ちが落ち込む。」

 

など食べる量・質・栄養面、精神面などから食生活の低下につながります。

 

食生活が低下すると風邪をひきやすくなるなど免疫力の低下につながります。

 

YNSAⓇ(山元式新頭鍼療法)では、頭皮には脳を含めて全身に対応したツボがあると考えます。

 

嗅覚障害・味覚障害では特に味覚・嗅覚・自律神経・メンタル面などに関連した

 

頭皮のツボに鍼をすることによって症状の改善を図ります。

 

 

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